2017.11.29 埼玉県
クラマゴケモドキです。川辺を散歩しているときに木の根元で見つけました。遠くから見てもそのあたりが緑色に光っている感じで、近寄ってみたらクラマゴケモドキがたくさんひしめき合っていました。
一本をちょっと持ち上げて,お腹の方がどのようになっているか見せてもらいました。
コケの名前を調べたいなと思うとき、お腹側をちょっと観察しておくと後でそれがとても役に立つことがあります。このコケの場合、お腹の真ん中の線に沿って小さな葉っぱが縦に並んでいます。腹葉です。またその両横には腹葉と同じような大きさの小さな葉っぱも並んでいます。腹片です。図鑑を見てみると、クラマゴケモドキは背片(背中の葉です)は鋭尖で先端部に数個の長毛があり、腹片と腹葉は全周に長毛があることで容易に区別できる、と書いてあります。そこで、そういえばそうでした、それではこれはクラマゴケモドキなんですね、とわかるのです。