ミギワイクビゴケ


環境省レッドリスト2018 絶滅危惧Ⅰ類

2018.1.19 埼玉県
ミギワイクビゴケです。イクビゴケにとてもよく似ているのですが、こちらの方がちょっと小さめです。小川のほとりを散歩していて、岩の上に生育しているこのコケに出会いました。
平凡社の図鑑,『日本の野生植物コケ』にはこのコケについての記述があまりないので少し不安になりましたが、「内雌苞葉は全縁であり、普通葉の葉身細胞には各1個の高いパピラがある」としか書いてないということは、そのことだけを見ればそれで充分ということなのだなと思いました。一応下記の論文も参考にしました。
先日見たイクビゴケの方はもうとっくに帽がとれて胞子を放出してしまったのに、ミギワイクビゴケは一月の中旬を過ぎてもまだ帽をかぶっていました。



参考文献

『日本の野生植物コケ』 岩月善之助 編
『Bryophyte flora of Hunan Province, China. 12.  Diphysciaceae (Musci)』
Virpi Karen,Johannes Enroth &Timo Koponen